本園の性格と任務
本園は、国立大学法人宮城教育大学に附属して設置されている幼稚園であり、学校教育法に定められた幼稚園教育を行うとともに、次の任務をもつ。
(1)幼児教育に関して、大学と連携して実践的かつ科学的な研究を推進する。
(2)本学学生に対して教育実習の指導にあたる。
(3)幼児教育に関する研究園として、県内各幼児教育機関と連携し実践研究を行い、幼児教育の振興に寄与する。
経営方針
(1)2年及び3年の教育課程を編成する。
(2)主体的な遊びを通して、幼児一人一人の望ましい発達を図る。
(3)大学及び附属学校との情報交換や実践研究を推進し、連携を深める。
【めざす幼稚園の姿】
●生き生きとした活気あふれる幼稚園
●笑顔があふれる和やかな幼稚園
●自然あふれる幼稚園
【めざす教師の姿】
●人間性と社会性豊かな教師
●自ら研鑽に励み、専門職としての力量ある教師
●教育組織人として協同する教師
教育目標
夢中になって遊び込める環境を通し、心豊かで、主体性・協同性を発揮できる子どもを育てる。
《目指す子ども像》
『元気な子ども』
心と身体が健康な子ども、そして、何事にも前向きに取り組み、物事を肯定的に受け取ることができる子ども
『やさしい子ども』
幼稚園で生活を共にする仲間の気持ち、家族の気持ち、動植物など命あるものの気持ちを感じ、いたわりの心をもつ子ども
『考える子ども』
したいこと、しなければならないことを自分で考え、具体的にどうしたらできるだろうと考える子ども
努力事項
(1)遊びの充実を図るための環境づくり
幼児の主体的な遊びを促す室内・外の環境構成の工夫に努める。
① 幼児の発達や興味・関心に応じた用具・素材の準備と意図的・計画的な活用
② 四季折々の自然環境の園庭整備
(2)個を大切にする保育の推進
幼児の発達を考慮するとともに、幼児の興味や関心に応じて、個を大切にする保育に努める。
(3)協同して遊ぶ経験の重視
「一人一人の学び」から「学級や学年全体での学び合い」さらに「学年を超えた学び合い(異学年交流)」へと人間関係を深めながら移行できるよう、協同する経験を重視した遊びや活動を積極的に取り入れる。
(4)義務教育およびその後の教育の基礎づくり
落ち着いて話を聞き、よく考えながら、協同で活動したり、規範意識を養ったりする場を「お日さまタイム」(学級での活動)の中に、計画的に取り入れていく。
(5)教育課程の工夫と改善
幼児の心身の発達と特性を踏まえながら、本園及び家庭地域の実態に即した教育課程を編成し、実践に基づき工夫と改善に努める。
(6)家庭・地域との連携
園庭開放、保育参加、保育相談等の行事を取り入れ、保護者の子育ての悩みや相談に応じる。また、地域に対しては、「未就園児園庭開放」を行い、子育て支援の場を提供する。
(7)連携に伴う交流活動の充実
大学や附属学校と連携した交流活動を展開する。
① 主に附属小学校低学年、附属中学校3学年との交流
② 5歳児と附属特別支援学校との交流
③ 学生ボランティアとの交流